自由と責任の文化

すべてのメンバーで、あなたがVisionの実現のために最大限のインパクトを出せる環境(=自由)を創り出す。だから、あなたはVisionの実現のため能力の限りを尽くして最大限のインパクトを出してほしい(=責任)

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Vision

すべての合意をフェアにする

MNTSQは、誰でも一瞬でフェアな合意ができる世界を目指します。

契約の専門知識によらず、社会的な立場によらず、フェアな合意ができる世界を目指します。

長々とした交渉をしなくても、細かな文言を調整しなくても、一瞬で合意ができる世界を目指します。

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Mission

テクノロジーで契約のインフラをつくる

Visionを実現するために、誰でも一瞬でフェアな合意ができるための社会インフラを、テクノロジーの力でつくりあげます。

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Value

MISSIONを実行する組織であるために必要な「自由と責任の文化」の価値を分解したものがValueです。

MNTSQのメンバーとして共有する価値観を、すべてのステークホルダー(MNTSQの他のメンバー、採用候補者、顧客など)に対して宣言.コミットします。

これは、MNTSQにおけるOnboardingの考え方、具体的な仕事の進め方、評価制度など、あらゆる分野に関係しています。

自由と責任の文化

すべてのメンバーで、あなたがVisionの実現のために最大限のインパクトを出せる環境(=自由)を創り出す。だから、あなたはVisionの実現のため能力の限りを尽くして最大限のインパクトを出してほしい(=責任)

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「自由」とは

  • MNTSQがすべてのメンバーで実現する「自由」とは、「各人が能力を最大限発揮できるために必要となる、情報・意思決定プロセスへのアクセスや、優秀なチームメンバーが存在すること」です。
  • 「自由」が実現されることによって、あなたに以下の機会を提供します。
    • 優秀なチームのなかで、夢中になれる課題にチャレンジする機会
    • 最大限の視野と裁量をもって、自分の限界にチャレンジする機会
  • 以下のような意味ではありません。
    • 楽チン!/ノープレッシャー!/なにやってもいい!

「責任」とは

  • MNTSQの各メンバーが負う「責任」は、以下の2つです。これらを果たすことで、MNTSQは、自由な組織としてVisionを最高速度で実現していくことができると考えています。
  • すべてのメンバーが、Visionの実現のために、自律的に能力のベストを尽くす責任
    • MNTSQが管理しなくても、自律的に情報・裁量・チームをフル活用して動くことができる
      • 「自分がどう行動すればVisionの実現に向けたインパクトを最大化できるか」を自分自身で思考・決定し、自ら最大のインパクトを出すことができる
    • Visionの実現のため、MNTSQ全社の視野で行動できる
      • 例)「自分/自分の周り/自分のドメインがよければいい」ではなく、MNTSQがどうするべきかという視座で常に考えられる
  • 他のメンバーを「自由」にする責任
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  • MNTSQでは特に、以下のような事業環境を踏まえると、「自由と責任の文化」を体現した強い組織でいられるかが勝負を分けると考えています。
    • 市場環境が急速に変化する領域で新しい事業を立ち上げている
    • プロダクトの提供を中心とするSaaS事業者である
    • 大企業向けに、契約業務SaaSとしてのトップブランドと高単価に堪えうる価値を提供する
    • 異なる専門領域のコラボレーション品質によって提供価値が決まる

Be Professional

責任をもって、自由を行使する

Be Professionalの定義

  • 各メンバーは、MNTSQにある限り、Professional(=責任をもって自由を行使する人)であり続ける

Be Professionalを掲げる理由

  • メンバーを最大限信頼し、最大限の情報と裁量と環境(チームなど)を用意することで、その能力を最大限引き出すため
  • メンバーの自律性を前提にすることによって、最大効率かつ常に自己破壊・自己成長する組織であり続けるため

Professionalであるとは

  • 誰かに管理されなくても、自律的に能力のベストを尽くすことができること
  • MNTSQ全社の視点で、自らものごとを考え、優先順位をつけることができること
    • MNTSQという会社全体に視野を広げ、Visionの実現のために自分がすべきことがなにかという視座で(特定のドメインやIssueに縛られずに)、優先順位をつけてください。
  • 情報と裁量をフル活用してIssue Raiseし、解決までやり通すことができる人であること
    • あなたがなにをすべきかはあなたが決めてください。あなたがVisionの実現のために真に正しいと信じることであれば、他のメンバーともアラインできるはずです。

Best Practice

コラボレーションによって、最高の契約実務を実現する

Best Practiceの定義

  • MNTSQにおけるあらゆる活動は、最高の契約実務(=ベスト・プラクティス)の実現のためになされる
  • すべてのメンバーで1つのベスト・プラクティスを実現するため、意思決定と実行/ドメイン間の垣根を一切なくす

Best Practiceを掲げる理由

  • セクショナリズム(社内政治)ほど忌み嫌うべきものはないから
    • 個別最適ではなく、全体最適の観点から意思決定できる会社であり続けなければいけない
    • 政治的な根回しや硬直した手続のためにコストやリードタイムが発生せず、破壊的なアップデートが繰り返されなければならない
  • MNTSQは、契約×NLP×Enterprise SaaSという、超高難易度の掛け合わせの会社だから
    • それらの専門性が、1つのサービスを創造することに向けられています。

各メンバー/専門性のコラボレーション品質が、サービスの品質を決定するため、相互にリスペクトし、しかし忖度なくディスカッションできる必要があります。MNTSQが一丸となることで、社会全体の契約業務をベスト・プラクティスにまで引き上げます。テクノロジーが進化し続けるなかで、新たなベスト・プラクティスを提示し続けるため

Challenge Ourselves

自ら課題を発見し、自ら理想を実現する

Challenge Ourselvesの定義

  • すべてのメンバーが、MNTSQの価値を長期的に最大化するため、MNTSQの課題を自ら発見(Issue Raise)して解決し、MNTSQを非連続的にアップデートする。メンバーは、Issue Raiseの権利だけでなく責務を負う
  • すべてのメンバーが、自分や他のメンバーの可能性を長い人生のなかで最大限開拓するため、自らの視座やケイパビリティの限界をアップデートし続け、Visionの実現のために最善を尽くす

Challenge Ourselvesを掲げる理由

  • MNTSQが置かれている状況の不確実性のため
    • 「すべての合意がフェアである」社会を実現することは、人類が歴史をかけて挑んできたことであり、並大抵のことではありません
      • このVisionを自ら引き受ける私たちは、いかなる現状も変えていくべき対象であり、絶えず自らの限界をアップデートする必要があります
    • 契約DX / LegalTechの流れですら、まだ「正解」はありません
      • MNTSQが掲げるCLMについても、海外ベンダーを含めてチャレンジが始まったばかりであり、「これが正しい」というプロダクトはまだ現実には存在しません
      • MNTSQが自ら仮説を立て、ユーザーと向き合って破壊的にPDCAを回すことだけが、「正解」に辿り着くための道です

Issue Raiseの責務とは

  • 「Issue Raise」とはなにか
    • Issue Raiseとは、あるべき姿(やSSoTたるドキュメント)と現実との乖離を感じた場合に、Publicな場で例外なく必ず声を上げることです。(例:Slackで発言する、GitHub Issueを立てる)
  • Issue Raiseの「責務」とはなにか
    • Issue Raiseは、「タテマエ」をゼロにして常に進化する組織を作るため、MNTSQではメンバーの権利であるだけでなく、乖離を感じた場合には「必ずしなければならないもの」です。
    • 相手が誰であっても、既存議論を破壊するような内容であっても、見て見ぬ振りをすることはMNTSQの文化への最も重大な違反だとみなします。
  • なぜIssue Raiseの責務が重要なのか
    • MNTSQの「ベスト・プラクティス」がドキュメントとしてSSoT化されているとしても(「Crystal Clear - ドキュメント文化」を参照)、現実は常にそれを凌駕して進んでいきます。
      • 例)事業の状況が変化した
      • 例)ベスト・プラクティスが進化した
      • 例)メンバーが単にルールに違反してしまった
    • このようなドキュメントと現実との乖離は、常に解消するために動く必要があります。これがIssue Raiseです。
      • 現実のほうが優れている⇒ドキュメントを更新する
      • ドキュメントのほうが正しい⇒現実を是正する
    • そして、Issue Raiseは常にPublicな場所(全メンバーが見ることができるSlackのOpen ChannelやGitHub Issue)でする必要があります。
      • セクショナリズムや社内政治を防止し、一つのベスト・プラクティスを更新するためです。
    • Issue Raiseを怖がると、ベスト・プラクティスを体現しているはずのドキュメントは時代遅れになり、いつしか「タテマエ」になります。これは絶対に避けたいと考えています。
      • 例)「ドキュメントにはこう書いてあるんだけど、ぶっちゃけ〇〇さんはこう言ってるよ」みたいな会話が出てきたらMNTSQは終わりです。
  • 中長期的な価値最大化のため
    • MNTSQのChallengeは、すべての合意をフェアにするための社会インフラとなるための最短ルートとはなにかという観点から行われます。
    • そのため、近視眼的な取り組みに逃げることなく、中長期で複利で利く施策に妥協せず取り組みます(「木こりのジレンマ」の回避)。
      • 例)「サクセスしないことがわかっているが目先の売上のために受注する」ことはしません
      • 例)「カルチャーフィットやパフォーマンスの期待水準を満たさないがとにかく労働力を確保するために採用する」ことはしません
      • 例)「目の前の業務のためにOnboardingを放置する」ことはしません

Crystal Clear

すべてのメンバーが、事業情報をすべてアクセス可能にし、理解する

Crystal Clearの定義

  • Openness
    • すべてのメンバーが、MNTSQのすべての事業情報に、全ドメインを跨いでアクセス可能な状態を保つ
      • すべてのメンバーは、所属ドメインを問わず、MNTSQの事業全体の重要部分(=Management MTG Logsの記載事項)を、理解しなければならない
  • ドキュメント文化
    • 重要な意思決定とその理由は、すべてドキュメントに構造的に残したうえで、最新の正しい情報を特定できる状態(SSoT:Single Source of Truth)を維持する

Crystal Clearを掲げる理由

  • Opennessの維持のため
    • MNTSQにおいて、Professionalとして行動するためには、すべてのメンバーがMNTSQ全体の状況を把握できることが当然に重要です。
      • どんな人間でも、十分な情報がなければ、MNTSQ全体の視座をもって思考することはできず、与えられた指示をこなすだけの単なる「作業者」になってしまいます。
    • MNTSQが一丸となってBest Practiceを創り上げるためにも、情報が完全にオープンであることが重要です。
      • 例えばあるドメインだけに情報が限ることは、他のドメインからの吟味ができないためにディスカッションの品質を下げるうえ、相互の不信感を産むことでセクショナリズムの温床になります
    • 事業速度を最大化するためにも、情報が即座に組織全体を駆け巡ることが重要です。
      • MNTSQの戦略は、朝令暮改ですぐに変わります。それはLegalTechの事業環境が高速に変化しており、戦略を適応させるスピードがむしろ勝負だからです。
      • 一方、MNTSQの現場には、経営陣には知り得ない情報が発生します
        • MNTSQが専門性のかなり深いメンバーで構成されており、またMNTSQではなくユーザーがリアルな課題を持っているためです。
      • このように、経営も現場もめまぐるしく変化するなかでは、経営⇔現場での情報流通性を極限までなめらかにする必要があります。
  • ドキュメント文化の実践のため
    • 情報がただアクセス可能であることではなく、アクセスが容易であることも重要です。
      • 情報がただオープンなだけでは、情報の濁流に溺れてしまいCrystal Clearの目的を果たすことができません。
      • 一つの基準としては、「Onboardingメンバーが過去の議論を迷わずに追える状態になっていること」が必要です。
    • MNTSQのベスト・プラクティスをすべてのメンバーで結集・進化させるため、膨大な情報のなかでなにが「ベスト・プラクティス」なのかを定義することが重要と考え、議論をアセット化し、車輪の再発明を防ぎます。
    • さらに、「ベスト・プラクティスの居場所」(SSoT)が唯一の場所のみに特定されていることも重要です。
      • 朝令暮改で議論が変遷するなか、「ここを見れば大丈夫」なことを担保します。
    • SSoTたるドキュメントを更新する=「ベスト・プラクティスを進化させる」ことは、MNTSQにおいて非常に価値が高い行為です。

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私たちの組織運営

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領域横断的コラボレーション

MNTSQでは、法律・自然言語処理技術・セールス・コンサルタント、開発、コーポレートなど全員が、知識や経験を集結させてプロダクトを開発しています。様々な職種のメンバーが、領域横断的にコラボレーションを重ね、まだ答えがない「日本の大企業の契約業務全体(=ビジネス活動そのもの)をどうよくできるのか」というテーマに対して、チームでチャレンジしています。

新しいチャレンジやキャリアシフト

自身の専門領域に軸足をおきつつも領域を広げる挑戦も歓迎しています。チーム間・メンバー間の余白を積極的に見出して、ご自身で新しいロールを作り出すことも可能です。

ドキュメント文化と透明性

ドキュメント文化を標榜するMNTSQでは、重要な意思決定とその理由、プロセスをすべてドキュメントに残します。全員が広く等しく情報にアクセスを持てるようにすることで、ベスト・プラクティスを全社で継続的にアップデートしています。 会社の決めごとは、すべてGithubにPRを出すことによって管理、過去の経緯をふくめてメンバー全員がアクセスできます。センシティブなプライバシーに関するものを除き、公開された状態でやりとりを行います。経営会議にも社員なら誰でも出席できます。社内チャットのDMは原則禁止されています。

オンボーディングの充実

会社の文化や価値観を理解するため、個人のWillと会社の方向性のフィットを確認するため、領域横断的コラボレーションの垣根を下げ、着実にパフォーマンスを上げられる状態へスムーズに移行できるようにするため、入社時のオンボーディングプロセスを整えています。また、メンターがひとり1人につき、フォローアップします。

組織づくりに関われる

これからの事業拡大に備え、中長期的な組織設計や制度の整備を進めているところです。組織設計のためのタスクフォース活動のほか、ディスカッションやアンケートへの参加を通して、制度や手法を決めていくプロセスに全社員が関与します。また、MNTSQでは全員が採用活動にも関わります。

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私たちがドキュメント文化を作り上げるにあたって、参考にした企業事例のひとつにGitLabがあります。

また、そのまま導入したわけではありませんが、組織の考えかた・作りかた・責任のありかたについてはNetflixのカルチャーを近しいものとして参考にしています。

文化と組織についての記事

まずは話を聞いてみたい、職種やポジションの相談をしたい、などお気軽に